Journalチームとキャリア

「もう少し練習して」を、次にする動作へ

観察、修正、再練習、段階の確認を分ける一枚の練習記録。練習例で、新人と指導する人の次の確認方法を考えます。

練習用シートを使って確認する場面
練習用シートを使って確認する場面
この記事の見取り図 · 編集部による整理
  1. 本人が振り返る

  2. 先輩が一つ伝える

  3. もう一度試す

  4. 次の課題を記録

見えたことから記録する

練習用チップにワンカラーを仕上げ、横から見ると厚みにむらがあった場面を想定します。フィードバックは「側面に盛り上がっている部分が一か所見える」から始めます。「基礎ができていない」「手が安定しない」では、どこを見ればよいかが分からず、人への評価も混ざります。

見えている結果と、まだ確認していない原因は分けて記録します。厚みのむらだけで、ジェルを取る量が原因だと決めず、練習した人に手順を説明してもらい、動作を見たり実演し直したりします。

直す動作は一度に一つ

指導する人が一つの確認動作を見せ、新人は次のチップで試します。決めた工程で手を止めて見てもらいます。速さ、色、撮影、接客まで同時に課題を増やして、最後に「全部直して」とならないようにします。

既存の講座では、実演、練習、確認、修正、段階の確認を分けています。ここでもその順序を使います。具体的な技術と判断基準は、実際の内容に合わせて指導する人が説明します。

一回分を五つの欄に残す

横にスクロールして表をご覧いただけます。

欄練習の記入例
今回の課題練習用チップにワンカラーを仕上げる
見えたこと側面に一か所盛り上がり。原因は未判断
指導したこと側面を見る動作を実演し、手順を説明してもらう
次回の約束同種のチップで繰り返し、決めた工程で確認する
今回の状態再確認待ち。合格とは記入しない

正面と側面の写真を添えるなら、比較できる角度と光で撮ります。加工、フィルター、角度の変更は、問題を修正したことにはなりません。本人と素材の掲載許可がない写真は、公開する成長紹介に使いません。

前の記録を残して、もう一度確認する

次に見るのは、同じ問題に変化があるか、新たな疑問があるかです。判断できなければ「再確認待ち」を残します。二度練習したという回数だけで、合格にはしません。

習得を確認できた場合は、確認した人と、その範囲を記録します。以前の観察も残すと、変化をたどれます。一つの動作ができることは、全メニューを一人で担当できることと同じではありません。チップ一枚の結果から、実際の接客を任せてよいとも判断しません。

新人からも確認してよい

「もう少し練習して」と言われたら、「今回はどこを最初に直しますか」「次はどの工程を見てもらえばよいですか」と聞けます。すぐに合格を求めるのではなく、練習する内容を明確にする質問です。

指導する側が、約束した方法で次に確認することも育成の一部です。勤務上の研修と受講料を伴う講座は、時間、職務、条件を別々に確認します。この記録例で、全員に同じデビュー期限を設定することはありません。

読みもの一覧へ